酵素ドリンクや生酵素サプリなど酵素を摂取することでダイエットのサポートをしてくれたり、アンチエイジングとして効果的ということで愛用している人も多いと思います。
しかし中には酵素を摂ることで副作用のような症状が出てしまったという口コミも少なからずあります。症状は頭痛からだるさ、お腹の不調など様々です。ただ、それは副作用というよりも一時的に起こる好転反応の可能性が高いのです。
ここでは、そんな副作用の心配や好転反応についてお話ししていきます。
酵素の副作用はある?
まず基本的に酵素を摂ることでの副作用はありません。もちろんオススメはしませんが、例え酵素を過剰摂取しても酵素による害はないと言われています。
ただ、注意点も少しあり、食品にアレルギーがある場合などは事前によく確認しておく必要があります。特に生酵素サプリメントには様々な食材の成分からつくられているものもあるので、一つ一つの成分を確認するようにしましょう。
製品のパッケージや公式サイトには食品衛生法で定められているように原材料が表記されていることもあるので、アレルギー体質の場合はまず一通り目を通しておかなければいけません。
また、治療中の病気があったり、薬を使用中の場合には事前に医師に相談するようにしましょう。
生酵素の好転反応?
酵素を摂ることで好転反応が出ることがよく知られています。好転反応とは、酵素によって体質が改善されているときに何らかの反応を伴うことで一時的に体調が悪くなってしまう反応のことで、漢方薬を使ったときなどにもよく起こる現象です。
つまり、体の調子がいい方向に向かっているということになります。この症状には個人差があり、出ない人もいれば、生酵素を摂り始めてすぐに出る人、酵素を摂り始めてから数ヶ月経ってから出る人など様々で一概には言えません。
代表的な症状としては、
- 頭痛、めまい
- 腹痛、便秘、下痢、お腹がハル、胃痛
- 吐き気、倦怠感、嘔吐、むかつき
- ニキビ、肌荒れ、かゆみ、湿疹
- 下肢の冷え
- 眠気、目の疲れ
などなど多岐にわたります。口コミなどを見ていると頭痛や吐き気、お腹の不調、かゆみなどが多いようです。
お腹の不調
生酵素を摂り始めてからの体の悩みで多いのが、便秘や下痢などのお腹の不調です。本来酵素によって便秘が改善される効果も期待できるため、逆効果に感じてしまいますよね。
これは酵素によって腸内環境が変化したことや、ファスティング(断食)によって食事量が減ったことや食物繊維不足になってしまったことなどが原因として考えられます。
便秘の場合は水分を十分に摂るようにしましょう。
頭痛
頭痛もよくある好転反応で、ファスティングをすることで血糖値が下がってしまうことが原因の一つです。これによって、だるさなどの症状も起きてしまいます。
頭痛や倦怠感を感じた時には、酵素飲料の場合は飲料の量を増やし、サプリメントなどの場合は糖分をもう少し摂取することで改善されることがあります。
ただ、頭痛のメカニズムは複雑で、原因は一概には言えません。低血糖以外にも、断食によるホルモンバランスの乱れやストレス、塩分不足なども頭痛の要因となります。
また、酵素ドリンクの飲み過ぎも血糖値が急激に上がってしまうため頭痛の原因となります。
血液の浄化による好転反応
肌荒れや痒み、吐き気などその他の症状は血液や細胞の汚れがキレイになっている段階で起こる好転反応の可能性があります。
もともと腸内環境が悪かったり、血液が汚れていると細胞便秘という状態になり、太りやすい体質となってしまいます。生酵素を摂ることで、この細胞便秘が改善され始める段階では血液が老廃物や毒素などで汚れてしまう状態となってしまいます。
ただ、この症状は一時的で、生酵素を続けていけば症状が治まっていき、さらに酵素の効果を実感し始めることができます。
なかなか症状が治まらないときは?
このように、様々な副作用と思われる症状は一時的な好転反応の場合が多く、酵素の効果が現れてきているという証拠でもあります。
また、これらの症状を悪化させないためにも規則正しい生活習慣を送ることも大切で、極端なダイエットなどは体に悪影響を与えてしまいます。
好転反応は時間が経てば改善されるものですが、症状が重くキツイときやなかなか症状が治らない場合は専門医に相談するようにしましょう。すべてが好転反応というわけではないのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?基本的に生酵素を摂り始めてから感じる体調不良は副作用というよりも、体が改善されているために起きる好転反応ということが多いようです。
腸内環境の変化やファスティングの影響、血糖値の低下、体から毒素を排出することなどが原因なので、時間が経てば改善されることがあります。ある程度様子を見て、それでもなかなか治らないようでれば、医師に相談するようにしましょう。